救急救命措置を題材としたシミュレーター。
出血がひどくて、すぐに止血・輸血が必要な患者とか、窒息した患者とか、外傷性脳損傷の患者とか、心臓がとまった(あるいは止まりそうな)患者に対して、救急車の中で、輸血したり、気道を確保したり、心肺蘇生処置をしたりして、病院に到着するまで無事生存させるゲーム。
大変面白いし、何より勉強になるゲームである。
このゲームをやると、患者の心電図の波形を見ただけで、心筋梗塞か狭心症かぐらいは直ぐに見分けられるようになるし、それぞれに応じて投与すべき薬剤もすぐに覚えられるようになる。
最初は簡単な病気から始まり、ステップを踏んで少しずつ難易度を上げていってくれるのも親切。
あと、病気と治療法の解説が簡単な図解もあったりして、とても丁寧。読む気にさせてくれる。
残念なのは、他のレビューでも触れられている通り、一点バグがあること。
このゲームはお金を貯めて、それを使って対応できる症状のバリエーションを増やしたり能力や機材をレベルアップさせていくことができる仕組みなのだが、この能力アップの一つに「止血レベルアップ」というのがある。
ところがこの止血能力のアップグレードボタンが、他のボタンに入れ替わってしまっているバグが最初からあり、2020年1月25日現在もまだ直っておらず、長期間にわたり直っていない。
まあしかし、実は止血はそれほど大事な能力というわけでもなく、レベルアップしてもおそらく止血スピードが少し上がるくらいで、今のままでも十分使えるので、問題はないと思われる。
しかも止血が必要な症状はbleeding(出血)の場合だが、これはたいして難易度の高い処置を必要としない。
むしろこのバグを理由に本ゲームをやらないとしたら、あまりにもったいない。
それほど面白いゲームなので、もし医療シムに興味があれば、一度はやってみてほしい。
なお、日本語には対応していないので、英語でのプレイとなるのが難点。しかも医学用語。
自分も最初は分かるかどうか不安だったが、よく見れば学校英語で出て来ないのは「症状・病名・薬名」くらいだし、アイコンを見ればわかる部分もあるので、頑張ればマスターできた。値段も安いのでおすすめ。