近未来の火星入植をテーマにしたターン制シティビルダー。
リソースを管理しつつ指定されたターンまでに目標人口を目指す。
最初はどこも岩と穴ぼこだらけで土地の確保もままならないが、定期的に送られてくるテラフォームパネルを使って、資源までの道を切り拓き、穴を埋め、水源を作り…と、徐々に都合のいい環境へと作り変えていくことができる。
ただし、パネルは3択のランダムパターンから選ぶことになるのでなかなか思い通りには行かない。農地を増やしたいのにショベルが出なくてやむなく入植者のシャトルを追い返し、とりあえず将来使いそうなエリアの山を吹き飛ばしておく、とかザラにある。火星は荒涼としすぎていて、やることが…やることが多い…!
ここまでは運ゲーやパズルゲーのようだが、入植者が増えるとコロニーレベルが上がり、クレジットと引き換えに好きなテラフォーミングを発注できるようになり、手堅い金策手段を得るとどんどん開拓のペースが上がっていく。
人口が増えれば当然、住居、食料プラント、水、娯楽、それらを動かす電力といった設備をひと通り増やさなければならない。同じ施設を並べて生産力をアップさせないと労働者が足りなくなってしまうので、最大効率のためにはやはりテラフォームが必要となり、やることが…やることが多い!
キャンペーンがチュートリアルを兼ねており、段階的にゲームの学習ができるのは評価点。残念ながら日本語には対応していないが、Capture2Textなどの翻訳ツールが使えるし、直近のタスクが常に表示されているので困るようなことはなかった。
何度も一から開拓をやらされるのはデメリットかもしれないが、初心者からすれば立ち上がりのいい練習になると思う。
普段シティビルダー系はやらないので他と比較しての評価はできないが、シンプルな内容で初心者にもオススメできるゲームだと思う。
開拓を妨げるのは冬季と日光を遮断する竜巻くらいで、軍隊やライバル企業、隕石雨にすべてを台無しにされるようなことはない優しい世界で、自分のペースで思う存分街づくりに没頭できる。ゲーム開始前にターン制限なしも選べる。
イマイチな点は、前述したテラフォームのランダム性で、出目が悪いと序盤は無駄にターン送りさせられたりする。
ある資源は完全に枯渇すると輸入するしかなくなる。
あとはテクノロジーツリーの選択肢がやや乏しく、最終形態が似たり寄ったりになるくらいか。一応途中で雇用できるスペシャリストによってプレイ方針が変化することもあるが、こちらも明らかに微妙な奴がいるのがちょっと…。
作者はまだまだ開発を続けていくとのことなので、今後さらに面白くなっていくことを期待したい。
ウクライナの問題で一時は開発継続が危ぶまれたが、リリースまでたどり着くことができて本当によかった。