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Hell's High Harmonizers

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Hell's High Harmonizersのゲーム画面・キャラクター画像
◆Hell's High Harmonizersの内容◆
Object heads, monsters and humans. A simulation game of living in Hell where you meet and adventure with a diverse range of residents.
Hell's High Harmonizers
2021年11月22日 発売
PLiCy
Hell's High Harmonizersの評判
良い評判
[h1]地獄を舞台としたスローライフ
住人たちとの会話・交流やアイテム図鑑など、
とにかくテキストを楽しむゲーム[/h1]

主人公は役人として地獄の一区画にやってくるが、
配属初日に反乱が起き、一部の住人が脱走してしまう。
逃げ出した住人を捕まえるためにダンジョンに潜ったり、
他の住民に協力を募ったりする。

HP,ATK,SPDなどRPGでおなじみのパラメータはあるが、
[b]コマンド入力するタイプの戦闘は無く、ダンジョンも自動進行式。[/b]
ランダムに発生するイベントごとに
「パーティの合計ATKが50以上で勝利」や「SPD30以上が1人いればトラップ回避」などの
成功条件が設定されておりゲームブックの判定に近い。

ダンジョン探索や戦闘を楽しみたい人にとっては物足りないと感じるだろうが、
それらはリソースマネジメントのゲームに属するので
生活・交流に重きを置いたこのゲームとはジャンルが違うということだろう。

私は地獄で暮らしたことはないが、住民たちは死してなお生き生きしており
悪いところではなさそうだ。いや、住めば都ということか。

余談
ドット絵だとペストマスクもかわいいよね
悪い評判
[h1]俺は好きだけど、人には薦めづらいゲーム[/h1]

[h1]概要[/h1]

「地獄生活シミュレーション」と書いてあるが、基本的には「各階層ごとに別れているダンジョンをクリアしていき、そこに落ちているアイテムを集めて、それを必要としている地獄の住民に渡したり、あるいはパーティーに所属しているキャラの好感度をあげたり、あるいは装備して能力をアップする」というタイプのゲームである。ダンジョンには罠やモンスターがいるものの、パーティーのキャラ能力が超えていれば自動解決になるようになっている。個人的にはこういった「人外モノ」をテーマにしている作品は好きだし、また世界観的にも興味をそそられる部分があるものの、如何せん1500円(セール時には1000円)という値段を考えると、そのゲーム内容と値段にはあまり釣り合っていないように思えるので、薦めにくいというのが正直なところ。

[h1]本文[/h1]

ゲームにも様々あって、「俺は好きだけど薦められないゲーム」というのが、確実に存在する。かくいうこのゲームも、俺は嫌いではない。多くのファンタジーを舞台にした作品の中で、いわば「亜人・人外」をテーマにした作品というのは好感を持っているし、このゲームに関しても、このゲームの詳細を検索したあとに[url=https://unityroom.com/games/hhhtri]体験版をプレイして[/url]それなりに楽しかったから購入に踏み切ったという経緯がある。なので嫌いな部類ではない。むしろ好きなほうである。

だが、「このゲームを薦められるか?」と思うと、ちょっと腕を組んでしまうのである。その理由というか、言い訳みたいなものを詳細に書いていこうと思う。

[h1]ゲームの内容[/h1]

まずこのゲームは「地獄生活シミュレーション」という表現を使っているが、自分がプレイした限りだと、ゲーム内容自体は二つのパートに別れる。「各種のダンジョンみたいなものを探索していく」というパートと、それを「見つかったものを住民に渡して好感度を上げたり、あるいは会話していく」といったパートである。

[b]●「各種のダンジョンを捜索していく」という部分について[/b]

ダンジョンには罠があったり、モンスターが存在している。それぞれには「能力の目標値」が定められており、一人が「能力値を超えている」もの、あるいは「二人がそれぞれ超えている」もの、あるいは「パーティー全体でその能力値を超えている」か、という三つのパターンに別れている。能力値はレベルアップにも上昇するが、基本的には調整するためには「装備品」によって能力値を調整することになる。単純にガツンと能力が上がる装備をつけるだけでは突破しずらく、ちょっとした工夫が必要となる。この部分はパズルゲームのように、ちょっと考えて楽しい部分があるのは間違いない。

ただ、実際に探索している画面は、小さな画面に人影が三人あるいているという寂しいもので、パーティー同士のダイアローグは表示はされるが、スキップするとそれが見れなくなって結果が流れるだけになるので、ちょっと寂しさがある。

[b]●「住民の依頼」という部分について[/b]

ダンジョンに入って探索に成功すると、さまざまなアイテムを手に入れることができる。装備品は装備して能力をあげることができるが、他のアイテムは売却したり、あるいはパーティー同士にプレゼントすることで好感度を上げたり、あるいはそれらを必要としている住民のところに渡したりすることが出来る。

依頼を解決することにより、他のアイテムとお金を得ることができるが、依頼をある程度こなすと、その住民は主人公に協力してくれることになる。「協力してくれる」というのはなにかというと、要はパーティーのメンバーになってくれるということで、編成に使えるようになる。何が得意かはそれぞれの住民で違うので、攻略するダンジョンによってメンバーを変えて挑むこともできるし、あるいは気に入った数人のメンバーを徹底的に鍛えることも出来る。また、アイテムをプレゼントして好感度を上げれば、士気が上がって能力も上がる。

[h1]良いところ[/h1]

まず一つにこのゲームはいわゆるガッツリとした「RPG」といった類のものではなく、どちらかといえば「アドベンチャーゲーム」に近いものを想定して作られたように思われる。各ダンジョンの階層を下ったり、あるいは日付が変わったりすると、住民と主人公の寸劇であったり、あるいは住民同士の寸劇が見られたりする。これらは幾分か温かいものになるものであり、いいものだと思う。また世界観も良く、部屋によっては「キャベツ」と呼ばれる動物が存在していたり、あるいは灰色の世界で色を持つ「色草」など、そういった世界観は面白いところだと思う。また住民達のドット絵も好きである。

またそのように良く言えば「肩の力を抜いてプレイできる」、悪く言えば「だらけながらプレイできる」ので、例えばテレビを見ている合間合間にプレイしたりしても問題はないだろう。それくらいはカジュアルに出来ており、肩の力を抜いてプレイできるので、何かの合間にポチポチ遊ぶのにはよい。

[h1]なにか薦めにくいのか?[/h1]

ここまで語れるのに、それでなぜ「お薦めできない」になるのか、というと、先に書いたとおり「アドベンチャーゲームとしてもやることが少ないし、ライトなRPGとして考えたとしても単純である」というところだろう。確かに、前に書いたとおり若干パズル要素があって考える部分もあるものの、基本的には簡単な作りになっているし、少々味気ない。かといって、「アドベンチャー」だと考えたとしても、住民の会話の変化が乏しかったり、各種の部屋に何度も出向くほどの理由がないので(もしかしたら変化があるのかもしれないが……)、部屋を尋ねるのにすぐに飽きてしまうということだろう。

確かにテキスト量であったり、各種ドットに関しては頑張って書き込んでいるところが解るのだけれど、そこで力尽きてしまっているのか、ゲームのシステムにそれが上手く絡んできていないように思えてしまう。ゲームとしての魅力というよりは、ほとんどがゲームの舞台となっている「世界観」の魅力であるように思えるので、そもそもそういうのに興味無い人には全くつまらないように思えるだろう(この点が薦めにくいポイントである)。

[h1]総評[/h1]

ちょっと辛辣な意見になってしまったが、どうしても1500円という値段を考えてしまうと、この内容だとちょっと割高すぎるなあ……と思ってしまう。それらは本人の希望だけではなく、パブリッシャーとの関係でもあるので難しいところではあるのだが、これがもし500円であるならば、恐らくもう少し気楽に薦められたように思う。主観的には決して悪くはないのだけど、自分の好みから離れてみると、妙にハードルが高くなっていて超えるのが難しくなっているのは否めない、というのが正直なところなのだ。
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