2022/03/29 アーリーアクセスでのレヴュー
◆人を選ぶが唯一無二のゲーム
リアルよりに作られた帆船シミュレータ(帆船+交易+やや釣り要素)
これまでにも帆船をテーマに作られたゲームは多くあった。最近ではPVPやバトルロワイヤルも見られたが私には今ひとつ合わなかった。
このゲームは戦闘はいまのところ一切ない。
・帆船の挙動はかなりリアルよりで、真っ向の逆風では一切進めない。切り上げ・真切りを使ってジグザグ走行をすることになる。
・GPS的なマップはないので、自分の現在地をぱっと見ではわからない。
そのため帆船時代と同じ計器を用いて、天測航法やランドマークを目視しながら、もしくは距離と速度を計算しながらの推測航法などを駆使することになる。
私も最初は、天測航法などわからなかったが、先達の書いたsteamコミュニティ内にあるガイドを見て覚えた。一度覚えればいとも簡単に緯度経度が割り出せ、海図の上での位置を把握しながら陸標の見えない大海原を航海することもできるようになる。これが実に楽しい。複数の測定法を使い性格に自位置を割り出していく。
私が多く使うものとしては、
1,四分儀をつかっての北極星測定から緯度を割り出す(北極星が見えればいつでも)
2,太陽コンパスを使って緯度を割り出す(11時~13時の間。針を読むだけなので簡単。東西だけの航海ならこれだけでも可)
3,太陽コンパスによるローカルヌーン測定とクロノメーター(時計)の偏差による経度の割り出し(4分で1度の偏差がでる)
4,高価なクロノコンパスを用いて緯度と経度を測定(太陽が高ければ可能)
この順で覚え、次第に遠方や航海の難易度の高い海域も航行できるようになった。
これ以外にも、2つの特定の星の偏差を利用して経度を割り出す方法などもある。
また、ペイロードの概念があり、荷物の重さや配置によって航行に支障がでる。そのため、そこも考慮する必要がある。船首が重くなりすぎれば速度が遅くなる。風下舷に重量があると転覆しやすくなる、など。
そのため、海が荒れそうなときは荷物の配置を変えるなども考える場面がでてくる。
こうした帆船の要素を再現しゲームとして成立させているのがこのSailwindの最大の特徴だろう。
海の表現に優れたunityを使っているのでそのグラフィックは十分だが、その他ではまだ稚拙だったりバギーだったりする点は少なくないが、それでもこのゲームの魅力は損なわれていない。また、まだまだ開発段階であり、今後のユーザー数の増加によりさらに良いゲームとなる可能性を持っている。
私としては、今後の発展を注視したい。
現在実装されている帆船はおそらく6種
イージースタート時のダウ(1本マスト三角帆)、その海域で購入できるサムブーク(2本マスト三角帆)
2本マストジャンク、3本マストジャンク、1本マスト四角帆+ジブセイルの西洋型帆船(スループ?)、2本マスト四角帆+ジブセイルのおそらくブリッグ型帆船。
どれも独特の操作性があり、それぞれの航法を理解するのも楽しい。船の種類に関しては今後も増えるようだ。
最初難しかった点について一つヒントを記載しておく。
・起床のタイミングのとり方
何時間寝るといった設定をして眠ることができない。そのため眠りすぎて目的の島を通過してしまったり、嵐への対処が遅れたりしてしまった。
この対応策が、こまめに目覚めるようにすること。わかってしまえばその方法は簡単で、喉の乾きによる目覚めを利用する。そのためには水を飲みすぎないようにしておくこと。
このゲームにおける必須の知識と言える。