とりあえず一周は楽しめたので「おすすめ」につけたが、実のところ10点中5点ぐらいのぎりぎり評価である。満足度比で考えると$12.99は明らかに高く、どんなに出しても$5が限界。「どちらともいえない」が選べるならそっちにした。
経営シムとしてはシンプルでとっつきやすい。白黒のインベーダーもどきとルナーランダーもどきしかないミニマルな店からスタートし、時間と共に少しずつ充実してくる新作カタログを見ながら予算をやりくりするのは実際なかなか楽しい。この最初の2年が一番難しいため、慣れないうちは何度か借金返済に失敗してやり直すことになるかもしれない。
しかしひとたび山を越えてしまうともう失敗する要素はなくなり、残りの6年は完全な作業ゲーと化す。もともとプレイヤーの介入できる項目が少ないうえ、イベントも毎年同じものが来るだけなので、一度定石ができあがると本当に何も考える必要がない。そのくせ故障・停電・迷惑客への対処といった「作業のための作業」は常に発生し続けるので、環境ソフトのようにぼんやり眺めていることもできない。
面白くなりうる土台はあるのだが、調整不足か予算不足で不完全なままにリリースされてしまった作品という印象。雰囲気は良いので、一周(4~5時間)遊んで満足する分にはアリか。リプレイ性はほとんどないので、実績回収をしない限り二周やる必要はない(意識してプレイすれば一周目で実績コンプリートも可能)。