クトゥルー神話の長編小説をまるごとゲームにしたような作品。
テキストアドベンチャーというよりはゲームブックをTRPGに回帰させつつインタラクティブ・ノベル的に完走を促すスタイル。
イタリア製だが第一次大戦前後のイギリスが中心の話で、表示言語はイタリア語か英語。
マウス、キーボ、パッド全てに対応する親切設計、モノクロセピア調で統一された文章&画像とシックなサウンドが織りなす落ちついた雰囲気、上手く纏められたUIと情報提供のさじ加減など、総じて冴えたマスタリングで進行に水を差す事がなく上質な没入性を実現している。
Kickstarterキャンペーン時の「ただの電子ノベルではない」「ゲームに留まらない」というキャッチフレーズに違わない出来。
丁度本一冊分位の値段ということで、クトゥルーファンはもとより興味のある方ならば買っても損はしない筈。(ただし[b]英文/伊文読解力が必要[/b])
追加情報 (ゲームクリア関連):
[spoiler]一度クリアするとそのセーブデータで異なる選択が可能になる"Choice Hisory"と、その選択肢まで自動スキップする"Fast Forward"という機能がオプションのGame Settings内にアンロックされ、"if"モノ的な追体験ができる様になる。[/spoiler]