地下帝国の王、その最後の下僕であるShadeとして、王が眠りから覚めるまでの最大400日間を地の底で過ごすゲーム。
各所に落ちている道具や家具を拾いつつ(所持上限や運搬の概念は無い)、探検するもよし、自身の部屋を住みよい空間にするもよし、実在する名著を含む様々な本をShadeと共に読むもよし(本文もゲーム内で読める)、あるいは王の命に逆らって地下帝国から出ることを目指してもいい。
一度ゲームを開始するとカウントダウンが始まり、非起動時にもゲーム内の時間が進んでいく。時間の進み方は現実と同じ速度であるが、後述する幾つかの手段で早めることも可能(時間を止める手段もあるが、実用性があるかは疑問)。
ゲーム内にはこのシステムを前提とした時間のかかるギミックが多数存在する。プレイヤーが関与せずとも状況が進行するものもあれば、何らかの行動をして初めてカウントが進むものもあるため、地下の探索はしっかりとこなそう。各ギミックにどの程度の時間が必要かはShadeの独白を見ればわかる。
ゲーム内ではセーブデータの削除やロードの手段が無い。そのためミスをやり直したり効率の良いプレイをすることは難しいが、プレイしている分には取り返しのつかない要素や時間に追われるような状況が無い作品であるし、コンセプト的にも一つのデータを根気よくプレイすべきだろう。
ひとつ懸念があるとすれば、公式のゲーム説明とストーリーを考慮するにエンディングは複数ある筈なので、独力で全て見るのが困難そうなことだろうか。
これらの仕様からもわかる通り、本作はかなり気長にプレイする必要がある作品となっているため、向き不向きははっきりと分かれるだろう。公式でも言及されているようにShadeの移動速度は遅いし。もっと急いで。
本作には日本語が実装されていないが、簡単な英語を用いた短い文章と直感的に理解可能なギミックばかりなのでプレイ上の難易度は高くない。
以下はプレイに役立つ情報をいくつか。
・落ちているものは全て拾おう。見逃しを避けるため、初めて行く場所での放置はおすすめしない。
・画面上部の王冠マークをクリックするとShadeの部屋まで自動で帰ってくれる。
・王冠マークの左にある下向きの矢印は座標の記憶とその地点までの自動移動。こまめに記憶しておけば行き先を指定して到着まで放置できる。
・地下帝国の中央上部にある壁画は帝国全域の地図。アクションボタンを押して暫く放置すると視点がズームアウトされる。この場所で同一の作業をした時にしか確認出来ない? ため、道を覚えるのが面倒な人はスクリーンショットを取ろう。
・ゲーム終了時に入力している行動はゲームを閉じている間に実行される。自動移動や読書、時間のかかる作業などをプレイ出来ない時間に消化可能。
・家具の増えた部屋で過ごす、本を読む、などShadeが時間を忘れて夢中になれる環境を整えることで時間の進みが早くなる。つまりゲーム終了時に部屋で読書をさせておけば時間が数倍の速さで進む。
・読書は手動でページ送りをすることが可能であり、自動で読ませた場合と同じだけ時間が進む。一度読んだ本は再度読んでも時間の加速には使えないため、急ぎたい時には本を集めるのが重要。
・開始時から所持している『thought』という本は題名通りShadeが聞いたことや見たことに対する考えが記されており、随時更新される。読み飛ばした文章の再確認や進行・実績取得のためのヒントとして利用可能。
・図書館が開放される前に本を拾う手段もあるが、それは時間の進みが止まる領域で放置せずに作業をする必要があるので一長一短。