まず素晴らしいのはタイトル画面だ。
タッチの荒い油絵を背景に、きわめてレベルの高い合唱が聞けるのだ。(保衛黄河という曲らしい。)
この合唱があることで、やや長めのロード時間も楽しく過ごすことができる。
ゲーム部分はよくある感じのTPSだが、特筆すべきなのは武器の豊富さだろう。
接近戦のステージではトンプソン、遠距離戦のステージではショットガンと適切な武器が支給され、それぞれの操作性の違いを楽しむことができる。
トンプソンとMP38も反動のブレ方が違うという芸の細かさを見せる。
各ステージのバリエーションも大変豊富である。
まず第一ステージは狭い軍艦の中で戦闘し、時には乏しい弾薬を節約して抗日大刀で日本兵に立ち向かう場面も出る。
他、コースを進んで現れる敵を倒してボスを目指す攻撃モード、襲い来る敵を迎え撃つ防衛モード、ボスを探すところから始まる探索モードなど、飽きずに遊ぶことができる。
特に南京のステージは敵が多く現れるため非常に厳しい戦いになっており、この都市が遭遇した辛苦を思い起こさずにはいられない。
また、味方のキャラクターも共産党兵、国民党兵、八路軍など見た目が異なるだけでなく、走る速さが違う、しゃがみ時の挙動が違うなど様々な個性がある。
日本兵も、見た目が違うのはもちろん、機関銃手、歩兵砲手、ピストルしか持っていない指揮官など、個性とリアリティを持っている。
しかし、何より素晴らしいのは中国戦線の歴史を楽しく学べる点だろう。多くの日本人は日中戦争について、戦線を拡大しすぎて負けた、程度の認識しか持っていない。
このゲームをプレイすることで、他国の歴史認識を学ぶことが、日中間の相互理解の一助になるだろう。
とはいえ褒める点ばかりではないので最後に悪かった点を列挙する。
・当たり判定が曖昧。特にヘッドショット判定の位置が見た目より微妙に下。
・日本兵の耐久力が兵種によって著しく違い、初見殺しレベル。
・防衛戦はノルマが5分と長め。
・ステージ範囲の管理がかなり甘く、はるか彼方まで歩ける。
・最終ステージはノーヒントで無限に湧く日本兵をかいくぐりながら基地を探さねばならず、かなり辛い。
追記
・オープニング曲はよくわからん現代っぽいインスト曲になりました。権利的にまずかったのでしょう。
・防衛戦は4分になり、敵の湧きも増えました。Thanks,ATOM
toATOM
5mintes is too long. should be less than 3minutes and more enemies.