[h1]パリィゲーというより覚えゲーでは…?[/h1]
以前遊んだ体験版では面白かった記憶があったので購入してみたのだが、製品版をいざ遊んでみるとなんか思っていたのと違っていた。
求めていたのはこれじゃないんだよなぁ…。
[h1]操作[/h1]
X:魔法攻撃
A:物理攻撃
Y:調べる
RB:ダッシュ
右アナログスティック長押し:マップ表示
となっている。キーレスポンスは良好で操作性に不満はない。
[h1]マップのわかりにくさ[/h1]
本作のマップ画面は2D探索アクションにありがちなものではなく、ものすごく大雑把に現在位置と周辺が「線」と「アイコン」で表示される。
そして本作のフィールドのアートワークは悲しいかな、似たような背景なのでキャラを動かしていて「あれ、ここ通ったっけな?」「さっき来た道だったような…いや、でも通れるようになったようなそうでないような…」「そもそもこの道で合っているの?」という微妙な遊び心地の悪さがある。
実際のところ、遊んだ範囲だとそこまで複雑ではなく、いい感じに誘導されながら進んでいたので道を間違えていたわけではなかったが、「この道でいいの?」というもやもや感は常につきまとっていた。
[h1]すっきりしない戦闘[/h1]
戦闘の流れはこんな感じ。
①歩いている最中にエンカウントのシンボルを見つけてYボタン
②戦闘開始で左に自分、右に敵が表示される
③まずは自分のターンから開始となって、Xの魔法攻撃かAの物理攻撃で相手を攻撃する
(攻撃時は制限時間があり、その間にX連打やA連打によるコンボ攻撃で敵のライフを削っていく)
④制限時間が終わったら敵のターンとなり、物理攻撃か魔法攻撃を行う敵の予兆動作が始まる
⑤プレイヤーは防御することになり、対魔法はX長押し、対物理はA長押しでガードできる
(いわゆるジャストガードにあたるものがあり、例えば魔法攻撃の場合だったらX長押しではなく、敵の魔法攻撃当たる直前にXを1回押すとジャストガード成功となって次の自分の攻撃ターンで制限時間が伸び、さらには本来減るべきガード値も減らずに済む)
⑥敵の攻撃ターンが終わったら自分のターンとなる
とった感じで相手が死ぬかこちらが死ぬまで基本的に続く。
少し進めると「相手を吸収する」LB+RB操作やその他例外事項、特殊な戦闘もあるが割愛。
で、これがいまいち面白くない。
開始直後なら敵の攻撃もわかりやすいので仕様を把握しながら、それなりに気持ちよく戦えるのだが、少し進むと「高速で攻撃してくる敵」が出現するようになり、予兆動作も魔法なんだか物理なんだか判断する間に攻撃が降り注いでくるので、「なんかやっているゲームが急に変わったぞ?」という違和感を覚えるようになる。
幸い敵の攻撃は(恐らく)固定パターンとなっていて、戦闘が上手く行かなくてもすぐにやり直しができるので、相手の攻撃パターンを把握して戦えばうまくいくのだが、もうなんかこの時点で「覚えゲー」になってしまっているのはなんだかな、と感じた。
「覚えゲーがやりたいんじゃなくて、絶妙なパリィを決めながら気持ちよく敵を倒したいんだけどなぁ」というこちらがこのゲームに期待していたものと「ずれ」が生じているのだ。
さらにいうと敵の予兆動作がどういったものか、魔法なのか物理なのかといった判別方法はチュートリアルで丁寧に教えてくれるのだが、実戦だとすぐに判断しなければならないこともあって反射神経ゲーとしても序盤からシビアさを感じた。あと視覚的にも実のところ魔法なのか物理なのか瞬時に判断しづらいものがあったりする。原因は恐らく「色」。本作のアートワークとして同じ色を多用している傾向が強いのだが、予兆の演出もエフェクトこと違うものの演出自体が同色なので触っていると案外、瞬時に判別がつきにくい。
[h1]探索が面白くない[/h1]
本作の戦闘以外の要素として2D探索アクションらしい探索ができるのだが、上で述べた通りマップのわかりにくさと、似たような背景のせいでもやもやするのと、探索していて素直に面白くないのがネックだ。
本作は「敵のシンボルに触れて戦う」のがメインコンテンツのため、消耗品だったり、装備だったりといった要素が一切ないというのがまず色々と残念である。
過程の探索で何かアイテムが手に入るわけでもないので、淡々としているのだ。なので移動の目的は探索を楽しむというより「次に戦う敵のシンボルを探すために歩かされる」といった所感だった。
一応まったく手に入らないというわけではないのだが、手に入るものといえばせいぜいが先に進むための新機能ぐらいだろうか。
探索の移動周りもありふれた2Dアクションなので面白みもなく、「これ、アクションゲームでやる必要あった?」と根源的な疑問を抱いた。
StS式のようにツリー型のマップ選択でルートを決める形式で良かったような気がしてならない。
それぐらい移動要素がいらない。
[h1]まとめ[/h1]
色々なものがずれている。
①ジャストガードを楽しむゲーム(のように見えた)なのに覚えゲーをやらされる。
②探索アクションになっているのに探索の面白みがない。
「これ、探索する意味ある?」と20分ぐらいのプレイで感じてしまうほど、ジャンルを間違えている気がしてならない。
戦闘もなんだか求めているものと違ったので個人的にはいまいちな作品だった。
あと最後に致命的な問題がもう一つあった。
「戦闘で勝利しても達成感がない」だ。
何かを得られるわけでもなく、戦闘が終わってそれでおしまい、さぁ先へ進みましょうといった具合なので淡々としすぎているのが何よりも微妙だった。
勝っても嬉しくないんだよね、これ。