[h1]「他人を傷つけるのは好きか?」 [/h1]
[spoiler] サイコでクールでガンギマリなゲームプレイの果てに、物語序盤に問われたその命題はプレイヤーの元に帰ってくることになる。
隠しエンディングにおいて、「50の祝福」の工作員らは今まで謎に包まれてきた物語の真実を語る。真相として明かされるのは「政治的陰謀」映画でもゲームでもお馴染みのパターンである。
が、それを「興味が無い」と一蹴する第2のプレイヤーキャラことBiker。そして工作員を殺すか、何もせず立ち去るかという最後の操作はプレイヤーに委ねられる。
陰謀なんてどうでもいい、理由なんてどうでもいい。精神世界でさえ人を殺し続けていた第1のプレイヤーキャラ、Jacketを操作していた時だってそうだ、沢山の武器を使い、コンボをキメ、息の根を止める。そうする理由がさっぱりわからなくても、プレイヤーはそれをただ楽しんでいたからこそ隠しエンディングまで辿り着く。
勿論楽しかった。ゲームの中ではどこまでも暴力的になれる。スコア評価やテンションMAXなBGMはプレイヤーを満たし続けてくれる。隠しエンディングにおいて工作員を殺す選択をした際に、彼らは抵抗するでもなくただ中指を立ててくる。製作者の「楽しいだろ?やれよ」という声すらもが聞こえてくるようだ。 [/spoiler]
最高にイケていて最低に意地の悪いゲームだった。