1980~90年代にかけて猛威を振るったベルトスクロール式アクションゲームの血統を色濃く受け継いぎつつ、ちょっと家庭用にチューニングした作品。
それが本作「Devil's Dare 悪魔の挑戦」です。
ではまず手短にこのゲームの売りをまとめてみましょう。
①良く出来た基本システム
②猛烈なパロディ具合
③家庭用に落とし込まれつつもしっかり残るアーケード要素
よーし、じゃあ本腰入れて解説していきますよー!
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[*]①良く出来た基本システム
本作の操作は方向キー+通常攻撃、特殊攻撃の2ボタン制(ダッシュボタンは方向キー左右2回押しでも代用可能)となかなかシンプル。特殊攻撃は使用時にエネルギーを消費しますが、時間が経てば回復するためばんばん使っていけます。
また特殊攻撃はを出す際同時に方向キーを押すことで、3種類のアクションを使い分けるうことが出来るために、ボタンが少ないからといって単調単純というわけでもありません。
操作が複雑化・怪物化していく時代に逆行し、敢えてシンプルで触りやすい操作形にしたのは大変評価できるところです。
[*]②猛烈なパロディ具合
往年のゲーマーであれば、「あれ、これってどこかで見たような…?」と思う要素がちらほら出てきます。それは例えばプレイヤーキャラの姿であったり、敵の姿であったり、攻撃方法であったり。主人公4人は武器を見ると大体元ネタが判る勢い(私はKingston以外は大体ピンときました)。
また、ボス敵はホラー映画のパロディっぽい雰囲気がぷんぷん漂っています。
[*]③家庭用に落とし込まれつつもしっかり残るアーケード要素
家庭用ゲームとアーケードゲームの最も大きな違いは、プレイヤー側の意識です。
それは具体的に言えば目の前で機械に現金を投入するか否かの違いであり、プレイ1回あたりの重みです。家庭用であればお金を払わなくてもいくらでも復活してゾンビアタックをかけるなりリトライするなりできるのですが、アーケードの場合、それは大量の資産浪費を意味し、故にプレイングが丁寧にならざるを得ません。目の前でお金が失われていくのは、人間にとって意外とインパクトがある出来事なのです。
本作は死亡後の復活に金銭へのペナルティが課されます。いえ、勿論実際に100円取られたりはしませんが、ゲーム内で稼いだお金が奪われるのです。
えっ、ゲーム内のお金だから痛くない。成る程、それもそーかもしれません。
ところでこのゲーム、進行状況を保存するセーブデータが作られますが、ゲームオーバーになる際にセーブデータが消失します。コンティニューすれば回避できますが、コンティニューするたびにそのコストは上がっていきます。更にこのお金、プレイヤーキャラの強化にも使われます。そして敵の数は有限で、同時に得られるお金も有限です。
さあ、だんだんきな臭くなってまいりました。そう、このゲームは上手なプレイングをしないとキャラの強化が出来ない=死に易い=あっという間にゲームオーバーになるのです!
逆に敵をまとめて倒すなどするとボーナスが貰えたりするので、プレイヤーは結果的に非常にアーケードライクな、丁寧な敵の誘導と処理を要求されることになります。
[*]☆番外編☆すごくあたまわるい(褒め言葉)
このゲームのPVとか見ると判ると思うのですが、めちゃくちゃあたまわるいです。あたまわるすぎて逆になんか格好良く見えてくる勢い。
大半のゲームPVがお洒落だったりシリアスだったり格好良かったりする中で、ここまで馬鹿丸出しであたまわるそうなPVを出してくるとは恐ろしいセンスです。ある意味マーケティング的には大正解です。
そもそもサブタイトルが「悪魔の挑戦」ですよ。あくまのちょうせん。なんて駄目なタイトル。えっ、悪魔が挑戦してきてるの?みたいな。しかも日本語要素そこだけ。
とりあえずこんな馬鹿っぽいPVに出会えただけでも個人的にはかなり満足度の高いタイトルです。
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