おしめが取れるより先に1911の取扱を身につける、そんな1950年代の平均的なアメリカ市民を疑似体験できる自走式ライド型アトラクション、その名も『アメリカン・ドリーム』を楽しめる着座で遊べるVRゲー。……という体裁の、全米ライフル協会に喧嘩を売るような風刺ゲー。ボリュームは1周3時間ほど。開発元はオーストラリア。自虐じゃねえのかよ!?
缶ビールは銃で撃って飲み口を開ける。肉を焼くときは銃で撃ってひっくり返す。散髪は銃で撃って髪を吹き飛ばす。清掃は銃で汚れを撃ってキレイにする。銃の扱いさえ間違えなければアメリカでの暮らしはこんなに快適。大体そんな世界観。
ただアトラクションの解説役わんこが終始喋りまくってて言語依存度が高い。サイズや表示する位置を変更できる字幕も出せるけど、2020年1月現在英語音声英語字幕のみ。このゲームのトータルの面白さの内、結構な割合を語りが占めてんだろうなあと思いつつ、わかんないので聞き流さざるを得なくて悲しい。
アクションパートはミニゲーム感が拭えないけど、二丁拳銃時のリロードは結構楽しい。ライドの側壁、現実では椅子の肘掛けの拳二個分外側にリロードボタンがあって、雑に押すとその奥の穴からマガジンが飛び出て来る。マガジンの滞空中はスローモーがかかるので、マガジンと銃のグリップの向きを合わせてケツを叩きつけるように空中キャッチするっていう、アクション映画みたいな片手リロードができる。
ちなみにこのゲームにも出てくるショットガンウェディングって新婦側のお父さんが散弾銃持って責任取れよと新郎に迫る出来ちゃった結婚のことで、新郎新婦はおろか参列者全員が散弾銃持参で空に向かって祝砲撃ちまくる結婚式ではないから良い子は間違って覚えないように。