2001年ごろのPS2ゲームの移植版です。一応キーボードでのプレイなどもできますが、ゲームパッド、コントローラーの方が操作しやすいと思います。
ゲームパッドをwindowsに適応させる細かい設定作業が嫌いな人にはMicrosoft公式のXbox用ゲームパッドを推奨します(サードパーティよりも動作確実、設定もWindowsに最初から適応しているのですぐプレイに使えます)。
【良い点】
既存のソフトをPC向けに改造し音声を収録しなおしただけだからか、お値段はフルプライスにはなっておらず比較的安いです。「鬼武者ってなんぞ?」という新規の人がとりあえず始めてみるのにも、「懐かしいなこれ」という経験者がまた買ってみるのにも、手が届きやすい値段だと思います。
グラフィックが向上したのは良かったです。当時はTVの画面比率もあって4:3でしたが、今作は16:9、1920x1080も可能です。
また操作方法に「デビルメイクライ(DMC)」のようなスティック操作が加わったため、スティックを倒した方に進んでくれる直感的な操作が可能になりました。バイオハザードみたいな十字キーで壁をこするような移動をしなくて済みます。
武器切り替えボタンが加わったのも良かったです。PS2でいうR2ボタンは近接武器の切り替えに、L2ボタンは遠距離武器の切り替えに変更されたため、メニューを開くことなく武器の切り替えができるようになりました(180度反転するボタンはスティックを押し込む形に変わりました)。
【悪い点】
あくまでリマスター版です。既存の作品に少々手を加えてPCに対応させただけなので、シナリオやエンディングなど大本の内容はまったく変わっていません。ストーリーは一本道なため、新しいキャラ作成して別なエンディングを迎えられるわけでもありませんので、「旧作をプレイする懐かしい気分」はありますが、逆を言えばそれだけです。
キャラの音声およびBGMは全面的に差し替えられています。前のほうが良いという人には向いていません。特に当時はあの「耳が聞こえないキャラの音楽家(?)」がBGM担当していたということもあり、おそらくゴーストライター問題の影響で変更になったのではないかと思います。
アイテムや動かせるオブジェクトのディテールがクッキリしたのに対して、逆にその他の動かないオブジェクトや背景などのディテールはぼやけたままでした。PS2時代ならキャラもオブジェクトもTV画質のため大差ありませんでしたが、PC版では際立ってキャラやオブジェクトが浮いています。できれば背景なども含め総合的に高画質化してほしかったです。
途中で何度も挟まれるムービーがスキップできません。他のゲームでスキップに使われるだろうボタン(ESC、Ctrlなど)を押してもだめでした。後のアップデートでこれらをスキップできる機能をつけてほしいです(EDはゲームパッドのスタートボタン押したらスキップできました)。
セーブは過去作と同じく、各地に置いてある「破魔鏡」からでないとセーブできません。せっかくPC版になったなら随時セーブとかクイックセーブみたいのをつけてくれても良かったような気がします。
武器切り替えは移動を止めて突っ立った状態で押さないとできないため敵に狙われやすくなります。DMCシリーズのように攻撃や移動の途中で切り替えて連続させるといったことができません。DMCのようなスタイリッシュアクションの向上は求めていませんので、せめて移動しながらの切り替えはできるようにしてほしかったです。
【追加】
今回Steamに入った鬼武者は1つだけでしたが、シリーズの試験的な展開か何かでしょうか? 売れ行きが良いようなら「2」以降も追加されるかもしれないし、CAPCOMに利益が入れば新規ゲームのための資金にもなるので、そういった意味でも買ってあげた方が有意義だと思います。
ただ正直、旧作のモンハンシリーズがやりたいので、鬼武者よりもそっちを先にSteamで復活させてほしいです。