アサシンをしたかったのですが、暗殺しても敵が死なず、暗殺とは?となり。
戦闘になってもちょっと格上だったり名前のある敵になると、生物とは思えない硬さで、何度も相手の攻撃をかわしては攻撃を叩き込みまくるという事を繰り返さなければいけません。
プレイヤーの方は一発で3割から、少し格上だと8割と持っていかれます。
難易度はノーマルでやっていたのですが、同じ戦闘を繰り返しやらねばならず、アサシンを求めている方にはおすすめできません。
※ストーリーネタバレなし!
オリジンズ、ブラックフラッグ好きな方にはおすすめ。
いや、アサシンクリードはエツィオが最強な方にはあまりオススメ出来ないかも。
良かった点
・グラフィック
┗変わらず綺麗です。
特に夕暮れの波打ち際や海の中で泳ぐカメやマンタに感動しました。ただし、どこかオリジンズの皮を被っているような気がしてなりませんでした。やはり、同じゲーム会社が出すものは国や時代が違っても同じように見えてくるものなのでしょうか?
・キャラ
┗主人公の性別が選べるところがとても面白かったです。しかも、フォールアウト4のように同性相手にロマンスをする選択肢が出てきます。さすが、UBI。
・防具
┗戦闘がメインの今作では防具を変更することで見た目も変わります。前作でも衣装は変えれましたが今回はかなり細かく変えれて楽しいです。
・ストーリー
┗分かりやすいです。ここ最近のUBIでは一番理解しやすい。
・操作性
┗コンパクトで、たった1つのボタンだけでも敵を倒せます。ただし、最近出たスパイダーマン等をやったあとだと少し物足りなさを感じる。強攻撃と弱攻撃だけなのは戦闘メインの今作ではあまりにもつまらないと感じる。
・海戦
┗ブラックフラッグで楽しかった海戦が復活して、とても嬉しかったです。しかも、船員を女性にすると歌声も変わって驚きました。
・BGM
┗ウィッチャー3のスケリッジ島ような清澄な心地のいいBGMでとても良かったです。
・装備カスタム
┗装備品に自分が付けたい効果(彫刻)を付与できるようになり、戦闘に少しだけ幅が出るようになりました。これはこれで楽しいです。私は、基本的には炎系バフ上昇一択で勝手に焼け死ねや、と思いながらやっていますがその人それぞれの戦闘スタイルが持てるようになったといえます。
残念な点
・クエスト
┗今作ではメイン、サブの他にさらに低位のおつかいクエストがあるのですが時間制限があり、翌日には時間切れになっていたりします。んー、これはリアリティと言うよりは制限に思えてあまり必要性を感じません。
・戦闘
┗今作はアサシンとしてではなく傭兵として戦闘がメインになるのですが、とても単調。盾を取り上げるアビリティとスパルタキックであとはパリィを繰り出せばだいたい勝てます。戦闘に重きを置くのであればもう少しコンボのようなものがあれば良かったなぁと思いました。
・征服戦争
┗というものが新しく導入されたのですが、まぁ単調。アテナイとスパルタが戦争しているというのはわかりますし、どちらかに加わり手助けするのもわかりますが、もう毎回おんなじ。もう少しなんとかならんもんでしょうか。
・ステルス
┗端に追いやられたという印象です。
何というか今までのアサシンクリードはステルスゲーだけど戦闘も出来るよ!って感じだったのに、今回は戦闘メインでついでにステルスキルも出来るよ!しかも、どこの壁でも登れるし、自由度あるでしょ?って感じになってしまった。前作もそうだけど、レベルが違いすぎるとステルスキルでさえ、あまり体力を削れなくて、はぁ?不意討ちでこれですか?と、苛立つ。それをどう取るかで今作の楽しさは変わると思います。私はステルスゲーのアサシンクリードが好きなのでイマイチでした。
総評して星3つです。
先のタイトルでも書いた通り、引っ掛かるところが二つありまして、まず今作ではプレイヤーが選択して物語を進めることが出来ます。もちろん、それを良しとできる部分もあります。今までになく感情移入出来て楽しいです。しかし、これはある人間のDNAを元に過去を振り返っているというコンセプトな訳ですから、本当の主人公(現代編の)が選択して進んでいくのはどうなのでしょう?これでは話が変わってきませんか?等と今までの作品が好きなアサクリファンの私は漠然と思いながらずっと進めていきました。
それともう一つ、これは今まで暗殺者としてこのゲームを好きでいたファンはあまり期待して買うと何とも言えない気持ちになります。ステルスはおまけです。もはやアサシンクリード(外伝)のような作品。ただ前作から一年と経たずこれを発売しているのは本当にすごいの一言。ファンとしては嬉しいです。
しかし次回は、アサシンとして生きたいです。