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古剑奇谭三(Gujian3)

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古剑奇谭三(Gujian3)のゲーム画面・キャラクター画像
◆古剑奇谭三(Gujian3)の内容◆
Gujian 3 is a mass 3D single-person RPG developed by Aurogon Info & Tech (Shanghai), a subsidiary of Wangyuan Shengtang. As the latest hit of the Gujian series, it boasts more free and smooth combat experience with its full real-time combat system. This generation expands the world of Gujian based on previous works.
古剑奇谭三(Gujian3)
2018年12月14日 発売
北京网元圣唐娱乐科技有限公司
古剑奇谭三(Gujian3)の評判
良い評判
JRPG的な“様式美”を完コピした中華製JRPG。
ここで言うJRPGは最近雨後の筍のようにボコボコ乱発されてる90年代~00年頃のSFC後期-PS期のレトロ風なゲームではなく、PS2期以降に日本国内で量産された方の和製RPGだ。つまり「JRPG」という単語を批判や蔑みの言葉として使用した際に連想されるJRPGである。

よって、個人的にJRPGに抱く苦手に思うところやダセェなと思うところも丸々移植されてる。
「ロールプレイングゲーム」の定義を問い詰めたくなるような振る舞いの選択肢のないシナリオ、無駄に冗長で棒立ちの美形がべらべら喋るだけのイベントシーン、作業じみたイベント戦闘の乱発、そのせいで無駄に長くなる退屈なプレイ時間、見た目は派手なのに移動の制限だらけで生活感がまったくないマップ、広いだけでセンスのないダンジョン…。昔は大好きだった和製RPGから少し距離を置いてしまった要因となる嫌なポイントが勢ぞろいだ。ゼロ年代以降の和製RPGが好きなユーザーからすれば気にならないのかもしれないが。

にも拘わらず本作をそこそこ楽しみながらクリアできた所以は、JRPGだけしか持っていない魅力的な要素がしっかり丁寧に作りこまれており、さらに元ネタとなった「日本で作られたJRPG」にはない新鮮な感覚もしっかり登載されているからだろう。

確かにビジュアル面では面白みのない金太郎飴な美男美女しか出てこないし、建物はいかにも偽物然とした嘘っぱちのハリボテかもしれない。だが、そこにはリアル礼賛主義(どっちかというと自分もこっちの派閥だが)では感じえない楽しみ方がある。いわばゲームにおける大衆向け映画であり、大衆向けドラマの世界観なのだ。売れっ子の俳優女優やアイドルでキャストを固め、派手でわかりやすい舞台設定やセットで観客の目を楽しませる。カメラを通して見た感覚でゲームに接することができれば、自分は違和感なく“違和感だらけの”JRPG的世界観も楽しめた。きっとエンディングのあとはクランクアップしたキャラクター達がホテルの宴会場で打ち上げでもしているのだろう。背景のデザインやアセットだって、たまにはこんな子供の夢を肥大化させたようなバロックなものがあっていいだろう。リアルな建築物を追求していては、この造詣には到達することはできまい。
更に無駄に凝ったクラフト要素や釣りなどのミニゲームなどJRPGあるあるの細かい遊びもしっかり登載されてる。クラフトや栽培は職人集めや体力管理など適度に面倒くさい要素を残して脳死作業にはなってないし、みんな大好きな料理システムもある。JRPGのミニゲームのお約束といったら釣りだが、ゲーム性は平凡なものの用意されている魚の種類とグラフィックが尋常ではなく、ついつい釣り場をみると(どんな緊迫した状況でも)釣り糸を垂らしたくなってしまう。

そんなJRPGのグッドポイント・バッドポイントをかなり高品質に移植しながら、非常に好ましい個性的な改変もされているのは流石である。
JRPGのシナリオといったら「恋愛」「仲間」を抜いてはほぼ語ることが敵わず、セカイを滅ぼす魔王や危機を対処させつつヒロインと綺麗な恋愛させて仲間との信頼やら友情やらでシナリオの盛り上がりが創られていく。別に否定するつもりはないが恋愛脳のない人間からすると一番辟易するポイントでもあった。
一方、古剣奇譚は安易にそんなボーイミーツガールなノリを持ち込まず、代わりにシナリオの主を占めるのが先祖信仰を基盤とした人間と神仙との時間を超えた信頼と憎悪の関係性だった。ご先祖様の信仰が身近にあったり、ヒトと神仙との距離感の在り方が非常に中華文化らしく、制作者の個性が出ていて素晴らしい。
キャラクターも比較的クセのない(逆に言えば味わい深さのない)性格ばかりだが、中国の妖怪や神仙の死生観や価値観・行動原理は独特のものがあった。数百年、数千年の時を生きる。人生観や道徳が中国古典的な格言や哲学で語られており、これは日本や欧米文化圏のファンタジーRPGの登場人物たちにの会話からは見出せない面白いものだった。
シナリオも(いつの時代かは測りかねるが)中世の中国を舞台にしているし、出てくるアイテムや術・技の数々もしっかりそれに馴染んでいる。ありがちなファンタジーアイテムは出来ない。エクスカリバーもロンギヌスも出てこない。剣も鎧も必殺技もアイテムも、全て中華風の世界観で統一されていて“JRPG的な偽物ファンタジー”に(添え物程度の)一貫性のある描写がなされている。前述の派手な背景や街並みも(天鹿城を除いて)しっかり中華風だ。

日本でも、こんな風に日本風の世界観に立脚した本気の(ゼロ年代風の)和製RPGがあっても良いはずだ! イケメン美少女だらけで偽物でハリボテな、カッコよくて豪奢な日本のファンタジー世界を遊んでみたい。そんな思いを起こさせる、海外製JRPGだった。


その他細かい感想
・釣った魚のフレーバーテキストはほぼ味について語られてるあたり、流石は中華料理の国のゲームといったところか
・イベント進行の為のバトルと回想シーンがマジでストレスフル
・料理が取れもとても美味しそう
・北洛はクール系イケメンだけど侠客っぽい義理深さもあってとてもクセのないカッコいい主人公だった。
・シナリオがごちゃごちゃするので用語集やシナリオ振り返り機能はありがたい
・敵がアホみたいに固いので戦闘の爽快感がなく地味…しかも油断するとすぐ死ぬ
・カードゲームがルールわからずクソ。オリジナルの役なんておぼられるか!麻雀させろ!
・邦訳は概ね理解する分には問題ないが、会話の話者の混乱がおこってて笑えるシーンが多々ある。ロリ娘が突然偉そうに喋り出す
・顔はホスト風イケメンだらけだが日本よりもみんなマッチョ。好みが出ているのだろうか。
悪い評判
XBOX Series Xコントローラーを使用。クリア済み。過去作は未プレイ。
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古代中国にファンタジー要素を取り入れた世界が舞台の3DアクションRPG。主人公『北洛』を操作して、美しく、そして危険で満ちた世界を冒険しよう。

[h1][b]----------------------【良い点】----------------------[/b][/h1]

[h1]世界観と登場人物[/h1]
◆ 古代中国にファンタジー要素を取り入れた世界は独特で魅力的だし、武術や仙術の達人達が登場する物語は良い意味でお約束通りの展開もあり、楽しませてくれる。

主人公が自分の意思に反して、兄の願いによって否応無しに一族と人間界の秩序を保つべく奮闘する事となる、本筋のストーリーは引き込まれるものがある。

その他にも、筆者は未プレイのために感動こそなかったが、過去作の人物も登場するため、そちらもプレイしているとより物語を楽しめる事だろう。



[h1]背景とマップ[/h1]
◆ 『古剣奇譚』において、プレイヤーは様々な色彩豊かなロケーションを訪れる事となる。
『色』の使い方が独特で、活き活きとした強めの色使いが多く、ファンタジー色の強い場所を多く目にする事ができるだろう。


それ以外で目を引くのが、背景や景観だ。プレイヤーが辿り着くことができない場所ではあるものの、マップの奥に見える巨大な山や空に浮かぶ月は、『広大な世界を冒険している』という雰囲気を引き出すことに貢献している。



[h1]選択肢の多い戦闘[/h1]
◆ 『弱、強攻撃』等の通常攻撃、『ガード』や『回避』、『技』や仲間との『連携技』等々、戦闘中には様々な行動を取る事が可能だ。
ジャストガードからの反撃も可能で、慣れてくれば爽快な戦闘を楽しむ事ができるだろう。


『技』は各キャラクターが2レベル上昇する毎に入手できるスキルポイント(正確には別名称)をスキルツリーにあたる画面で、使用する事で解放/強化可能。その他にも、パッシブスキルも取得/解放する事ができる。

また、使用済みのスキルポイントは何時でも振り直し可能なので、色々と試してみると良いだろう。



[h1][b]----------------------【悪い点】----------------------[/b][/h1]

[h1]蛇足と脱線の多い物語[/h1]
◆ 物語の本筋自体は興味深いものになっているが、ストーリーテリングにおいて無駄が多く、蛇足と脱線が非常に多い。

脱線はそのままの意味だが、蛇足に関しては、短くまとめられるはずの“本筋の内容を薄く引き伸ばした”かのような箇所が多く散見される。
その影響で、感動的であったり、本来はインパクトのあるはずのシーンが台無しになってしまっている。


おそらく、しっかりと物語をまとめる事ができれば、話を現在の半分かそれ以下にできるのではないだろうか。



[h1]要素を活用できていない戦闘[/h1]
◆ 前述した戦闘で可能な行動の殆どは活用される事が無い。何故そのような事が起きるのか、いくつか例を挙げよう。


1.技を使用するためには通常攻撃で敵にダメージを与えて、『技用のゲージ』を貯める必要がある。
だが、ゲージが溜まっても『ダメージのX%のHPを回復』という効果の技があるため、序盤から終盤までこれ一つで十分で、他の技を殆ど使用する機会が無い。

また、ゲージの消費が多いわりに威力の低い技も多く、上記の回復技用に技ゲージを温存する事が多い。


2.スタミナゲージは回避とガード、中盤で覚える瞬間移動を兼ねた技を使用する時に消費されるのだが、多くの場合は回避をするだけでスタミナが尽きてしまうので、そもそも他の行動が可能な場面が少ない。

敵の行動パターンをある程度覚えているのならともかく、初見では回避以外を使う機会は少ない。ジャストガードも同様だ。


3.敵をロックオンする機能があるのだが、瞬間移動してロックを解除してくる敵が多く、正直煩わしい。また、消えた後長時間こちらからの攻撃を受け付けなくなる敵もおり、戦闘時間が無駄に長引いてしまう。


4.協力、連携技は発生が遅い割には威力が少ないので、『1』に記載した技を使用した方が効率が良い。

等々、他にもあるがこのぐらいに。上記した例では特に技のゲージとスタミナゲージが戦闘(と敵)の仕組みに上手く噛み合っていないように感じられた。

上手く噛み合っていないシステムは戦闘以外でも散見される。



[h1]不必要な要素とミスマッチなシステム[/h1]
◆ 戦闘面以外で洗練不足なシステムは探索とハウジングにある。アクション面では他にもプラットフォーマー系の移動を強制される場所もあるが、長くなるので、こちらは割愛する。

まず探索だが、アイテムを収集可能なポイントをボタン一つで視認可能にする能力を主人公は持っているのだが、その“視認可能”になっているエフェクトが非常に薄い色合いで見つけ辛い。

更にこの能力を使用しても一定時間でエフェクトは消えてしまい、そもそもミニマップにもアイテムは表示されないときている。


ハウジングに関しては、忌憚のない感想を述べるのであれば、まるで水増しを図るために入れただけの様な、非常に不必要で時間のかかる要素になっている。

ハウジングでは『装備品』『回復アイテム』『各種素材』を生成する事ができるのだが、そのいくつかはミニゲームを強制される。

こういった要素はゲームに『緩急』を付けるために取り入れられる事もあるが、そもそもムービーシーンの長い今作でこれ以上にテンポを悪くする要素は不必要だ。


筆者の所見で申し訳ないが、上記した多くの問題点は“現代的な作品のシステム”を無理に採用したために発生したように感じられた。

もっと突っ込んだ事を書くならば、“検討された上で”採用したのではなく、“流行っている要素だから、とりあえず”採用したという事だ。

例えば、戦闘の項目で書いた『スタミナゲージ』は『ソウル系』発売以降の作品で多く見られるシステムであるし、探索時のアイテムを視認化するシステムは『リブート版トゥームレイダー』や『ウィッチャー』、『Days Gone』等々、様々な作品に取り入れられており、例を挙げるとキリがない。


これらの例と今作の大きな違いは、繰り返しになるが“システム(要素)が必要か検討された上で採用されたか否か”にある。
今作においてはその多くが噛み合っておらず、ゴチャゴチャになってしまっているのだ。



[h1]敵の種類が少ない[/h1]
◆ ザコ敵の種類が少なく、道中で登場する敵の殆どは登場済みの敵の色違いになってしまっている。



[h1]翻訳[/h1]
◆ 物語を理解する上では問題無いが、所々誤訳やキャラクター達の話し方に揺らぎがある。
文章の非常に多い作品であるため仕様が無い事ではあるが、アップデートで改善される事に期待したい。



[h1]一本道[/h1]
◆ 序盤から中盤付近までは一本道になっており、経験値稼ぎやアイテム稼ぎをする事が困難になってしまっている。



[h1]オンライン必須[/h1]
◆ こちらに関してはなんとなく理由は察せるが、どちらにしろオンライン要素の一切ない作品でオンライン接続が必須になっている点はいただけない。



[h1][b]-----------------------【総評】----------------------[/b][/h1]
物語や世界観、景観等の良い点もあるが、良くも悪くもインディーズらしい問題点も散見される作品に仕上がっている。

開発陣がこのタイプの作品を作り慣れておらず、試行錯誤している様が目に浮かぶようだ。今シリーズの続編をこのジャンルでもう一度作るのであれば、その時は問題点が改善されている事を願うばかりだ。


とはいえ、今作は一定以上の品質がある事もまた確かだ。上記の問題点が気にならないのであれば、試してみても良いかもしれない。色彩豊かな世界と魅力的なキャラクター達に出会う事ができるだろう。


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プレイ動画をアップしているので、今作が気になった方はこちらを参考までにどうぞ。https://youtu.be/RwrbQgpQWFc
[quote]他にもアクションやメトロイドヴァニア系作品をSteamキュレーター[url=https://store.steampowered.com/curator/32180122/][u]プラットフォーマーズ[/u][/url]で、ローグライク作品を[url=https://store.steampowered.com/curator/37908283][u]ローグライクゲーマーズ[/u][/url]で紹介しています。
良かったら御覧ください。[/quote]
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